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ハタチのSAKE PROJECT④想い編

こんにちは、ハタチのSAKE PROJECTのミミです。

今回は私たちが実際に一週間かけて醸造した日本酒「前夜」の紹介をしていきたいと思います。

佐渡での酒造り

私たちが日本酒造りのため佐渡を訪れたのは、夏休みの中頃。青い海と美味しい食べ物に癒されていたのも束の間、酒造りの厳しさに圧倒されたのでした。

特に大変だったのは室(むろ)での作業。室の中は麹を作るために温度が約30度、湿度が約60%に保たれていて、作業をしていると手袋の中に汗の水溜まりが出来るほどの辛い環境なんです。他にも水をたっぷり吸収した15キロほどの米を1分間持ち上げて空中でキープする作業だったり、夜中2時間ごとに起きて麹の管理をするなど、様々な試練を乗り越えて私たちの日本酒が完成しました。

温度の管理はとても重要です

自分達が普段何気無く飲んでいる日本酒にはこんな複雑なステップと職人さんたちの熱い思いが込められているのか、と日本酒の奥深さを改めて実感した一週間となりました。

日本酒から始まるコミュニティー

また、この1週間の中で日本酒を通して本当に様々な方々と知り合いました。

もちろん美味しさや奥深さが日本酒の魅力ですが、私たちが考える一番の魅力は日本酒が繋いでくれる人々です。日本酒がある食卓は、何故か時間がゆったり流れている気がして普段はあまり人に話さない言葉がぽろぽろと出てきました。こんな日本酒の効果もあり佐渡の地元の方々とは知り合って数日とは思えない程仲良くなることが出来ました。佐渡は私たちにとって第二の故郷のような場所になりましたが、それは日本酒が温かい場所や人たちとの縁を繋いでくれたからなのかなと思います。

そして私たちがこのプロジェクトを始めたのも、日本酒の美味しさだけでなく日本酒が持っている❝温かさ❞を若者に味わって欲しかったからです。どことなく寂しさを感じている今の若者達に日本酒を通して新しいコミュニティを築き心の居場所を増やしてほしい、そんな思いを持ちながら活動しています。

「前夜」の意味

「前夜」は尾畑酒造の「生酛(きもと)」を元にしたお酒です。全て手作業で仕込まれ、丁寧に醸造されたこのお酒は酸味のある爽やかな味わいが特徴です。瓶のラベルは私たちと同世代のアーティストにデザインをお願いし、日本酒としては珍しいお洒落な雰囲気に仕上がりました。

作・ZECINさん

「前夜」という名前は抽象的ですが、だからこそ様々な解釈の仕方があっていいのではと思っています。私たちにとっての「前夜」は日本酒を飲みながら夢について語り合い、明日という1日の無限大の可能性に胸を膨らませながら眠りについた夜です。

皆さんにもそれぞれ様々な「前夜」があると思いますが、共通することは明日があるということです。日本酒「前夜」を通して、明日人生一大イベントがある人、明日なんの予定もない人、明日が来るのが嫌な人も明日楽しみなことがある人も全員が明日に希望を持って眠りにつけるような夜を沢山作っていきたいと思います。


さて、そんな汗と涙と熱いパッションが籠った「前夜」について、12/3(土)から発売されることが決定いたしました!
発売に合わせて、日本酒を通じた出会いの場所を作れるように様々なイベントも企画中ですので乞うご期待ください!

「尾畑酒造」学校蔵
学校蔵 | 尾畑酒造 株式会社 (obata-shuzo.com)

「Slow Neighborhood」
つながる地域同士の循環経済 | スローネイバーフッド (slow-neighborhood.com)

アーティストZECINさん(「前夜」のラベル作者)
ZECIN(@zecin_001) • Instagram写真と動画




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